生ゴミをEM発酵させて花壇にせっせと埋めてかれこれもう3年。
もともと外構工事をしたのも、庭に生ゴミを埋めるちゃんとしたスペースがほしかったというのがきっかけでした。

外構工事をやっていただいた業者さんも、「そういう需要もあるのか!」と興味がおありだったようで。
工事の終盤ごろ、ゴミ処理はどういう風にやっているのかとかあれこれ聞かれました。

花壇の土を混ぜていると、去年のクリスマスに食べたチキンの骨に行き当たったりします。
花壇がアルバム代わり(笑)

●悪臭・虫との戦い……(・∀・;)

今でこそ、単なる作業と化してますが、最初の頃は試行錯誤の連続で失敗もありました。

旦さんの希望で始めたのですが。
手に入るノウハウといえばEMボカシの袋の説明書きぐらい。
周りにもやっている人はいなかった。

最初はひどい悪臭がすることもありました。
虫も大発生。
特に、ゴミを埋めるとすぐコウカアブ(アメリカミズアブ)俗に言うベンジョバチが卵を産みにいらっしゃるので、土を掘り返すと幼虫だらけ。土が動いてるように見えるくらいうじゃうじゃ。
虫がいなくなってもさなぎの殻だらけ(´∀`;)

●網を試すも…

どこかのサイトで、大きな鉢にゴミを埋めて、産卵防止に網をかぶせておくとよい、とあったので、早速試しました。
網の上でぶんぶん飛んでいるコウカアブを見てほくそ笑んでいたのもつかの間。
網目の間から産卵しとるやないかっ
成虫になったコウカアブが網から出られず、鉢の中をぶんぶん飛び回る事態に(・∀・;;;;

とはいえ、網があると多少は虫が減るのでしばらく続けてました。
この頃EMゴミ処理が楽しくなかったなぁ。
電気で乾かすタイプのゴミ処理機を買った方がいいんじゃないかとか思ってました。

●一から出直し

結局鉢+網方式はやめて、花壇をつくり、土を入れ、生ゴミエリアを作り、プレーンなやり方で再度出直すことに。
そのかいあって、最近は悪臭もせず、虫もほぼゼロ。

実は、とっても簡単なことでした。

●悪臭をふせぐポイントは、

・EMボカシを多めに入れる

これだけ!
とにかくボカシをケチらないこと。

そうすれば、長い間(1ヶ月とか)漬けたまま置いておいても悪臭は発生しません。
ほんのり柑橘類のような酸っぱい臭いがする程度。

うちは18リットルのEMゴミ処理用バケツ(エコペール)が、2,3週間でいっぱいになるくらいのペースですが、ボカシの使用量は1ヶ月で100g程度。
(ちなみにコーンスマイルを使っています)
悪臭がしたら、ボカシの量を増やしましょう!


~生ゴミ発酵堆肥化容器のEMエコペール(ダイヤル式)


コーンスマイル EM生ゴミ処理剤  いろいろ使ったけどこれが一番いいように思う

よく「こまめに水を抜く」とか書いてありますが、EM処理用のペールだと、水を抜かなくても普通にうまくいきます。
ただ、水自体が放置すると臭くなるので、せめて夏場だけでも毎朝抜いた方がいいかも。


●虫のこないポイントは、

・ゴミを深く埋める

これだけ。
ゴミを埋めてから、きれいな土をどばどば(深さ20cmくらい)上にかぶせてしまいます。
これで大丈夫。

埋めてから、特に切り返したりしなくても、3,4ヶ月もすれば真っ黒な土になっていますよ。(冬場はもっと時間かかりますが)
「あれ?ここに腐葉土埋めたっけ?」というくらい、ゴミの形跡がなく真っ黒です。
始めた当初は一生懸命切り返したりしてましたが、ここ1年は埋めたら放置!してます。これで十分。
長く続けるには手抜きが一番です。

ただし、ゴミに対する土の量が十分であること。
土が少なめのところに埋めると、なかなかゴミの形がなくならないです。

3年で、結構な量の生ゴミを埋めたおかげか、花壇エリアの土はふっかふかです。
さくっとスコップが入りますよ。